「ご安全に」という言葉、聞いたことはありますか?

私自身、産業保健師として働きはじめてから、この言葉を知りました。
初めて耳にしたときは、その場にいた皆さんが一斉に唱和していて、「何?」「何の言葉?」と、疑問と驚きでいっぱいだったのを覚えています。

今日は、そんな「ご安全に」という言葉のルーツについて、少しご紹介したいと思います。


「ご安全に」とは?

この言葉は、ドイツの炭鉱夫たちが交わしていた挨拶「Gluck auf(グリュックアウフ)= ご無事で」が由来になっているといわれています。

このドイツでの挨拶を知った、当時の住友金属工業株式会社の関係者が、帰国後に社内でひろめたことから、その後日本中に広がっていった、というのが定説のようです。


言葉の意味は?

「ご安全に」には、大きく2つのニュアンスが込められています。

注意喚起として
  • 「今日も1日がんばろう」
  • 危険作業に気をつけよう」
挨拶として
  • 「おつかれさまです」
  • 「おはようございます」

つまり、安全に対する意識を高めるための挨拶として、使われている言葉なんです。


産業保健分野では「ご健康に!」

産業保健の分野では、「ご健康に!」という言葉もよく使われています。
安全衛生委員会などの場では、「ご安全に!ご健康に!」と、両方をセットで使っている企業も多くあります。

もし現場で耳にすることがあったら、そこにこんな由来があったんだな、と少し思い出してもらえたら嬉しいです。